2016年1月21日木曜日

スペイン旅行記その11 忘れとった編

1月16日(土)朝早く、マドリッド空港までバスで移動。20分くらいで空港到着。
さっそく搭乗手続き。お土産をたくさん買った人達はスーツケースの重さを気にしてたけけど、幸い誰も超過料金を取られずに済んだ(パチパチパチ)。ウチは来たときよりも軽いのだ。お土産は小物だし、下着や靴下は使い捨てだったので、、、。
帰りは予定通りにフィンランド航空、ほっ!

おッ、そうだったココはレアルの本拠地だった、忘れとった。
なぜかタラップを登る。タラップの上で手を振るの、忘れとった。
 ピレネー越え、自転車乗りにはたまらん響き。
彼女以外の美人CAを撮るの、忘れとった。
 ヘルシンキでトランジット、あれよあれよで時間がすぐに経った。
キヨスクではなくキオスキ、ややこしいぞ。
ヘルシンキ夜景。
 お箸の文化はしばらく、忘れとった。箸で食べるボロネーゼも美味しいです。
 でも、朝食には箸がなかった。スクランブルエッグも美味しい。
 流石に北回りは早いね。ユーラシアとアジアを一周した気分になってるのはオレだけ??
ついでに最初にあったツラい事も、忘れとった、と行きたいところだが、それは無い(爆)。

成田空港で荷物を受け取ったら流れ解散。ちょっと寂しい気持ちもする。一緒に清水の舞台を飛び降りた皆さんと添乗員の田辺さんには感謝の気持ちでいっぱいです。何人かの方にはコンタクトとれるのですが、コンタクトとれない方、ごめんなさい。
またバルセロナをリベンジしましょう。

成田から富山までの写真が無いぞ、撮るの忘れとった!
運のないオレに着いてきた、カミさんは振り回されましたね。

スペイン旅行記その10 夜の街編

なんやかんやゆ〜て、この旅行記も10を数えることに。
記憶が鮮明なうちにと思いながらも、そろそろ記憶が少しづつ欠落してきた(笑)

マドリッド最後の夜は完全フリー。
トレドからの送迎バスを降りたあと一旦ホテルに帰り、バックやカメラを置いて、観光客っぽさを出さんようにして夜のマドリッドへGO! 
街はバーゲンも始まってて賑わってました。夜の10時までデパートは営業してます。市場は12時、飲食店は何時に終わるんだろう??

 昼にヤナイさんに頼んでタブラオを予約してもらってて、まずはお店の位置確認。
ココがTorres Bermejas。
そしてブラブラしながらBAR探し、しかしBARあり過ぎでどこに入っていいか悩んでしまう。なるだけアジア人の少ないローカルな店を適当に選んで入ってみる。タパス(つまみみたいなもん)メニューも豊富で何を選ぼうかと、こちらも悩む。言葉が通じなくてもメニューかお皿を指差して、数だけを言えばOK。生ハムの最高ランクのものがお手軽な値段だったのでオーダー。それと生のオレンジジュースを。

店のお兄さんが手際よくハムを削ぎ落してくれた。パンはサービスしてくれた。
日本で食べると¥2,000くらいしそうなものが、¥800くらい。
ココの生ハムは絶品でした。

この旅の目的のひとつが本場のフラメンコを肌で感じること。グラナダのタブラオで見て満足したものの、もう一度見て見たくなった。ヤナイさんのアドバイスでいいタブラオを見つける事ができた。
グラナダのタブラオとは雰囲気が違い、壁の装飾は全てタイル。キャパが120〜130くらいだろうか。バックの音はすべて生音。お客の中にアジア人は見当たらない。なんか本場って感じ。
パンタオール(男)、パンタオーラx2(女)、ギタリスタx2、カンタオールはカンテを兼ねる。曲ごとにセッティングが入れ替わる。

フラメンコと言えばパンタオーラ(女)に目がいってしまうけど、写真のパンタオール(男)が特にスゴかった。
スペインでは間違いなくテッペンと思ってたら。彼を見れたのが超ラッキーだったと、ヤナイさん曰く。テッペンを2時間見てワンドリンク付き41€は安い。ちなみにディナー付きも選べるが値段は忘れた(笑)
 スペイン広場ともお別れ。ありがとうスペイン。

スペイン旅行記その9 なるほど・ザ・トレド編

午後3時スタート。バスで悠久の古都トレドへ向かう、1時間程で到着。
まずはトレドの街が一望出来る対岸の展望台へ。
28mmレンズでもワンカットに収まらないほど大きな街。
これで右側2/3で、あと左側に1/3がある。なんで全景を撮るには18mmワイドレンズ必要。
東西南側は川で囲まれており、北側を城壁にしたローマ時代から栄えた完璧な要塞都市。
権力者なら誰もが欲しがるのわかるわ。長い歴史の中で幾度の侵略が続くが近年マドリッドが首都になる前はここが首都で、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教が共存したと説明された?記憶がちょっと怪しいが、なるほど・ザ・トレド。
 中央に見えるのが大聖堂(カテドラル)。内部は後ほど。
 北側の城壁。
街中は迷路のように入り組んでいる。日本人ガイドのフクダさんから、絶対に離れないでほしいと言われた。迷子になると帰れないわけじゃないが時間がかなり要すと、、なるほど・ザ・トレド。
ステンドグラスが美しい、コレごく一部にしかすぎない。
 祭壇の創作物には圧倒される。今でも地元の人がミサを行ってるとか。
 天井の明かり取りは後から作ったもの。ズーム側で撮る。
 ワイド側で撮ると天井までの高さがわかりやすい。

 250年以上の歳月をかけて建設されると、その過程で建築様式が少しづつ変化するので、
左右が非対称だったりする。よく見るとわかる、なるほど・ザ・トレドだ。
一時期、 テンプル騎士団が集まってた場所らしい。ヨーロッパ中世をテーマにした映画には必ず出てくるのがテンプル騎士団だったりクルセダーズだったり、、、、。だからココの街のお土産屋は甲冑とか剣などのレプリカがいっぱいで、他の観光地とは毛色が違う、なるほど・ザ・トレド。
このあとサント・トメ教会へ。エル・グレコの『オルガス伯の埋葬』を見に行くのですが撮影禁止です。午前にプラド美術館で見た彼の絵の集大成的なものでした。スゴい迫力です。これは貸し出し不能なんで、ここで見るしかないのですよ。なるほど・ザ・トレド限定。
バルセロナで食べる予定だったチュロスとホットチョコレートにようやくありつけましたよ。見た目とは違って絶妙の甘さとしょっぱさの融合でなんとも言えない美味しさ。もう1回食べたいぞ。
トレド観光オプション付けてホント良かったわ、バルセロナ観光のデリートされた分が帳消しされたような気にさせてくれました、なるほど・ザ・トレド。
夕景のトレドを背にマドリッドへの帰路に着く。


2016年1月20日水曜日

スペイン旅行記その8 絵画編

1月15日(金)の朝は寒さで目が覚めた。ウサ・プリンセサ・ホテルは寒いぜ。でも、朝食はまあまあイケてる。午前中は美術館巡りなんで遅めのスタート。移動も少々楽。
時間潰しにスペイン広場へ。ええっ、きのうも行ったよなスペイン広場って思ってたら在スペイン日本人ガイドのヤナイさんが、スペインの各都市に必ずあるのがスペイン広場だそうだ。なるほど、、、。
広場にあるコロンブスの記念碑、ちょっとわかりにくいが一番上の丸いのが地球でそれを支える7人の女神が7つの海を表してるそうだ。
 で、この位置から反対側を見るとスペイン王宮が見える。今は公務に使われてて、王様はここから16kmほどはなれたところに住んでて公務がある日は通勤をしてると言う。
 美術館が開くまでは時間があったので免税店に連れて行かれたが我が家は興味がなく、ただブラブラしただけ。
最初に見るのがソフィア王妃芸術センター。
 入口とエレベータは近代的だけど、実は古い病院だったところ、それも精神病院だそうだ。各部屋の鉄格子がその証。
余談ですが富山の近代美術館が近々新築移転するけど、ここを見てしまうとどこかの古い建物を使って欲しかったと思うよ。旧大和とか今の電気ビルとかね、あっ、ローカルな話題で失礼。
そして地元の園児や小学生や中学生がいっぱい見に来ていて。絵の前に座って、思い思いのことを喋ってもらって会話を膨らませて行くらしい。だから絵の事はわかんなくていいそうだ。こんな授業は楽しくていいな〜、羨ましいよ。
この美術館の主体はピカソ。当然、ピカソの絵の写真は×。
有名作品の「ゲルニカ」を最初に見せてもらうんだけど、ヤナイさんの解説が非常にわかりやすくて為になります。ヤナイさんはそうとう絵に詳しいガイドさんです。


その他の作品は写真を撮ってもいいそうです。
シューレアリズムを代表するサルバドール・ダリの「大自慰者」。ダリのお姉さんを題材にした「窓際の少女」の前には園児達が陣取って、なんか盛り上がってました。このほかにもダリが作品はいっぱい。中には富山近代美術館で見たものもありました。
 この他にもマネの絵やロバート・キャパの写真などスゴい作品で溢れ返ってます。
次はお目当てのベラスケスを見にプラド美術館に行きます。ここは全館撮影禁止です。
なんで美術館の入口だけをお見せします(笑)
 ヤナイさんにラス・メニーナスを見たいって言ったら真っ先に連れてってくれました。
ここでのヤナイさんの説明はスゴかったです。絵が楽しくなります。
ベラスケス、ゴヤ、ルーベンス、エル・グレコ、2時間以上観賞したのですが時間が全然足りないっす、あと2日くらい必要です。なんですかこの貴重なる貯蔵品の数は。

絵を見てるだけなんですが、腹は減ります(笑)
ランチは2種類のパエリア食べ比べです。
 見た目は良いですが、日本で食べるパエリアのほうが美味しいです。またローカルになりますがVila Qurataさんか祢保希さんですね、パエリアは。
 街の自転車屋さんもオサレ。
午後からは自由行動組とオプションでトレド観光組に分かれます。
我が家はツアー直前にオプション参加表明。



2016年1月19日火曜日

スペイン旅行記その7 見習えNIPPON!編

1月14日(木)セビリアのホテルからバスに乗るもののほんの数分だけ。
現地ガイドさん(スペイン人、英語解説を添乗員さんが訳してくれる)と合流して徒歩でスペイン広場へ。1929年の万博の時に作られたもの。
建物内部はいまもオフィスとして使われてて、なにげにPCなんか普通に置いてある。
箱物主義の日本も是非見習うべきことではなかろうか、見習えNIPPON!。
レコンキスタ完了、そのこだわりが今のスペインを形成してると言っても過言ではない。
このような構図の絵やタイル画が多く目につく。
たまには夫婦で写ってみる。
ジョルジュ・ビゼーのオペラ、あの「カルメン」が務めてた煙草工場。
今は大学の校舎だっけかな?ちょっと記憶が、、、あやしい。
工場が大学の校舎か、見習えNIPPON!
街路樹はオレンジの樹が多く普通に実がなってるが取って食べてる人は居ない。
そうとう酸っぱいらしく、犬も食べないそうだ。だけど街に漂う柑橘系の香りは悪くない。
 次は迷路のようなユダヤ人街を散歩。この頃から曇り始めるが雨の心配はなし。
 ミキストの自転車はさすがヨーロッパって感じ、おされ。
 この道幅でも広いほう(笑)

どこの家もパティオ自慢。たしかにキレイ。
ガイドさん居なかったら間違いなく迷子になるところ。
そしてカテドラルとヒラルダの塔へ。
ゴシック様式とルネッサンス様式の混在型の建造物。
たしかに見てるとわかってくる。
写真はモノクロとセピアでちょっとだけこだわって撮ってみる。
ヒラルダの塔へ登るのは内部は階段ではなく石畳のスロープ。ロバとか馬とかに乗って登れるように作られてる。自転車で登るのにはちょっとキツそうだ。下りはもっとヤバい。徒歩で10分くらいかかる。

 コロンブスの葬式。
 カテドラルゴング、時間に関係なく突然鳴るからビックリする。
 塔の上から市街地を撮ってみた。
 オレンジの中庭。ここもオレンジ果実が普通に、、、でも誰も食べない。
街に出たとこ。
ここから移動して城壁の街コルドバへ。
 そしてランチ。
どこのレストランにも必ずBAR(バル)がついている。最近は日本でも増えてるみたいですね。見習ってますNIPPON!
ここで出されたオックステールの煮込み料理は美味しかった。
 カタコトノニホンゴダケド、セツメイハマルアンキと言ってる現地ガイドさんと合流。
場所こそ違えど、本日2回目のユダヤ人街へ。区別するためモノクロ写真。
 ここも迷路のよう。ユダヤ人は細道が好きなのか、見習えNIPPON!
ならば芭蕉を招待してほしかった。「西の細道」を書いたはず、、、たぶんそれは無い。

 JUDIOSと書いてユダヤと読むそうな。日本人にはわからん。
たぶん「ず」と「づ」みたいなもんか。
そしてメスキータへ。
中に入ると柱と馬蹄アーチのその数に圧倒されるとガイドブックに書いてあったけど、正にその通りである。
聖地エルサレムの方角をしめすもの、そしてキリスト像。なんだかわからないがスゴいこちゃです。
 聖書。
 内部の作りもスゴいのだ。ここに限ったことではないが、説明がつけれないほど、コツコツと仕事したんだろうか、気が遠くなる細工に圧倒される。井波彫刻も頑張れ!

イスラム文化を残しつつもキリスト教がアップデート、なるほどね!
再びユダヤ人街へ。「花の小径」と言われてるが時期悪く「草の小径」になっとる。
 どこにでもギターを弾いてる人が居る。
 ちょっとお小遣い使います。
 何百年前のものが今も普通に使われている。見習えNIPPON。

スペイン版新幹線AVEでマドリッドまで移動。
荷物は預けてお手軽乗車、なるほどである。見習えNIPPON!

しかし全ての椅子が進行方向には向かないのだ。運悪く後ろ向きな席に当たってもーた。
これは見習わんで良し。マドリッドまでノンストップ。
イタリアほどでもないものの時間にルーズと聞いてたけど、しっかり時間厳守、鉄道に限らずだけど。
でも、自転車なんかも載せれるバゲージスペースある、見習えNIPPON!
で、マドリッド駅が終点となるとなぜか時間より早く着くのだ。終点だと途中下車の駅と違って乗り継ぎなんかの時間を気にしなくていいから、終点でも乗り継ぎがあるけど、早く着く分にはOKなんだろか、勝手に終点ルールなのだろうか、定かではない。
 駅の外へ出たら道が濡れてて雨が降ってたみたい。
そして遅くなったが本日の夕食。今日はかなりの距離歩いたんでお腹ぺこぺこです。
 やっぱりBARはあります。
 本日のメインがイベリコ豚のハモンの生ハム、たしかに美味しい。
このあとホテル帰って寝るだけ、でもそのホテルは暖房効かない。
よみがえるよ『ついてないぜ。オレ』が、、、。
よく朝、皆に聞いてみると口をそろえて寒かったと。
実はココ連泊なんです。もう1晩寒さに耐えるんけ。『ついてないぜ、みんな!』